紹介動画
どうもみなさん。
今回は澤村伊智先生の【ずうのめ人形】というホラー小説を動画にて紹介させていただきました。ずうのめ人形は比嘉姉妹シリーズの第二作目。シリーズ最初の作品【ぼぎわんが、来る】は実写映画化もされているので、ご存じの方も多いかもしれません。
私も実写映画【来る】をみてから【比嘉姉妹シリーズ】の存在を知り、ファンになった一人です。映画がめちゃくちゃ面白かったので、映画を見てすぐに原作や作者の他作品について調べました。
そして出会ってしまった比嘉姉妹シリーズ。
これがもう私の好みドンピシャ…最高です。しかも、かなりエンタメ寄りのホラー作品なので人に勧めたくなる作品です。ほかの作品と比べるわけではありませんが、ホラー作品でいうと【呪怨】や【リング】はもちろんのこと、白石晃士監督の【ノロイ】や【カルト】が大好き人間である私に比嘉姉妹シリーズが刺さらない道理がないわけです。
どういった作品なのかは動画で紹介しているので、是非、紹介動画をご覧ください。
比嘉姉妹シリーズ
ぼぎわんが、来る
ずうのめ人形
などらぎの首
ししりばの家
ぜんしゅの跫
ちゃんと恐怖して死ぬ
動画に詰め込み切れなかった魅力を少しだけ紹介しておきます。
これは【ずうのめ人形】の、とある描写の話になります。ホラー映画やスリラー系の映画を見ていると家族や大切な人を守るために一人が犠牲覚悟で足止め要因として残るといった描写がありますよね。
「ここは俺に任せて、先に行け」的な台詞が出てくるような場面を想像してみてください。
そういった話の多くは殿として残った人物は勇敢に猛々しく死んでいく場合が多いと思います。「俺は覚悟して残ったんだから、恐怖なんて感じないぜ」的な。
【ずうのめ人形】にも同じような描写があります。厳密にいうと大切な仲間のためとかそういった理由ではありませんけど、とある登場人物が他人を助けるために犠牲になって命を落とすのです。
そのシーンはまさに先ほど述べたようなシーンを彷彿とさせるわけですが、一転…最後にその勇敢な人物が自身に迫りくる死に恐怖する描写でシーンの最後が締め括られます。
その恐怖は何気ない、ちょっとした一文で表現されているんですが、これが凄まじく怖かったです。グロとかではないのに想像しただけで思わず、目をそむけたくなるような描写です。
また、この人物が私のこれまでのホラー作品を色々と見てきた定説でいうと死にそうもない登場人物だったのが恐怖感に拍車をかけていると思います。あの恐怖感を是非、皆さんにも味わってほしいですね。
さて、今回はこの辺で。また次回。