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【小説家になろう】俺tueee系のすすめ ゾンビ 怪作のすすめ

目次

俺tueee系のすすめ

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どうもみなさん。

ブログの更新をサボりにサボっていたイサカモです。

 

さて、ブログの更新はサボっていましたがYouTubeでの作品紹介は月に一回ほどおこなっていました。まあ例のウィルスの影響もあるんですが、年末になって時間に余裕ができてきたのでブログのほうも更新していきたいと思っています。今回は最強系主人公の作品、いわゆる俺tueee系の小説家になろう作品を2つ紹介させて頂きました。

 

灰色の勇者は人外道を歩み続ける 著:六羽海千悠 様

作品ページ▶https://ncode.syosetu.com/n0709cd/

灰色の勇者として異世界に勇者召喚された日本人、灰羽秋。
だが彼は召喚された12人の勇者たちのなかで唯一1人だけ、スキルの選択に時間をかけすぎてしまい別の大陸へ誤転移してしまった。
誤って飛ばされた大陸は、最悪なことに魔王や勇者すらも近づかないといわれる『終焉の大陸』という名の人外魔境の地だった。

全く雑魚とは思えない屈強なゴブリンの集団。

めまぐるしく変わる生きるに相応しくない環境。

周りを取り巻く異常に高LVな魔物達。

今まで争いのない日本で生きて来た彼が生きるには、厳しすぎるその大陸で秋はスキルや能力を頼りながら、『終焉の大陸』に染まるかのように人外への道を歩みだす。


月日が経ち、最強となって終焉の大陸を出た灰羽秋の歩む道とは……。

※作品ページより引用。以後同様の引用を繰り返します。

魔界帰りの劣等能力者 著:たすろう 様

作品ページ▶魔界帰りの劣等能力者(たすろう) - カクヨム

堂杜祐人(どうもりひろと)は異能を受け継ぐ最強の霊剣師の家系、堂杜家に生まれた。

しかし、父と母から霊力、魔力と相反する力を引き継いでしまい、魔力側だけを封印されると霊力がただ漏れ出るだけで、どちらも全く行使できないという特異体質になってしまい、力の継承ができなかった。

そのため、祖父である纏蔵(てんぞう)の知人の孫韋(そんい)から仙道能力の修行を受ける。

祐人は、その仙道習得に天賦の才をみせ、その過程で仙氣が霊力にも魔力にも反発をしないという特性を知り、霊力、魔力の同時行使という強力無比な力を振るうことが出来るようになったが……、
その力にはある重大な代償が伴うものだった。

高校入学時に超自由人の祖父纏蔵に生活費を使い込まれると、生活苦になったからと無茶な理由で家を追い出され、学費は出世払いで構わないとしてくれた蓬莱院吉林高校に入学する。

そこで過去に祐人を振った幼馴染の茉莉や友人の一悟、静香と高校生活をスタートさせるが、様々な不運で家計は火の車。

良いバイトも見つからず、金銭面での不安が拭えない祐人は、生活のために堂杜家のタブーでもある世界能力者機関のランク認定試験を受験することを決意する。

 

こちらの2作品について動画では紹介しています。

 

灰色の勇者は世界観が素晴らしく、面白い設定が盛り沢山の小説家になろうらしいファンタジー作品です。どんな世界観や設定が登場するのかは動画で紹介しているので是非ともご覧ください。

 

そして、もう1つの魔界帰りの劣等能力者はラノベ全盛期の頃を彷彿とさせる能力者ものの作品です。能力者の家系に生まれた青年が普段は正体を隠しながら能力者がらみの事件や化物たちとの戦いに巻き込まれていく。どちらもおすすめの作品です。

 ゾンビ

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終焉のコドク 著:百舌巌 様

作品ページ▶https://ncode.syosetu.com/n0845ca/

終焉のコドク (プライムノベルス)

終焉のコドク (プライムノベルス)

 

【プライムノベルス様より大幅に加筆修正して書籍化しました】これまでの応援ありがとうございます。
環境汚染の続く某国で発生した致死性ウィルスの感染爆発。
やがてウィルスは人間をゾンビへと変化させ生き残りの人間を襲い始める。
家族思いの自衛官と、血が苦手な医者と、知恵と工夫と日用品で闘い続ける引きこもりニート、この3人が今日を生き抜くために闘い続ける話です。
最初は歩くだけだったゾンビは走るようになり、やがて銃弾を弾くようになります。最近では火を吐いてます。
*残酷な描写が入りますので苦手な方はスルーしてください。

 

こちらの作品はサムネイルにもある通りゾンビものの作品です。

 

加えて2020年を予言していると陰謀論のような副題をつけてしまっているわけですが、そういうことを言いたいわけではありません。ですが事実、物語の冒頭ではゾンビ化を引き起こすことになるウィルスがパンデミックを起こす描写があります。その内容がまるで今年2020年に起きてしまったコロナウィルスのパンデミック騒動をなぞっているような形になっているんですよね(あくまで個人的な感想です)

 

これはゾンビものやウィルスパンデミックものの作品ならば必ず冒頭にある流れではあるんですが、この作品の場合は日本を舞台としているので、コロナ騒動を見てきた現在の人たち(人類的な)にとっては恐ろしさを感じる内容になっているのではないかと思います。実際、私は読んでいて背筋にゾクゾクとくるものがありました。

 

そして単純にゾンビものの作品としても面白いです。三人の主要登場人物(主人公三人といってもいい)の視点が群像劇的に移り変わりながら物語が進んでいきます。シリアスあり、コメディありで最後までスピード感を持って読むことが出来る作品です。

 

 

※書籍版は小説家になろう投稿版と内容がかなり違うようです。(amazonレビューから判断しています)紹介は小説家になろう投稿版をもとに作成しています。

 

終末を告げる金管楽器

 この終焉のコドクを読んでいて物語としてとても楽しめました。ただ、そのなかで個人的にひっかかる部分がありました。それは主要な登場人物の一人である栗橋(ニート)が物語の冒頭と終盤で耳にする謎の音。

 

その音はでたらめに鳴っていてどうやら金管楽器(トランペット)のようなものから発せられている音であると描写がでているんですが、なんの音なのか結局作品を最後まで読んでも分からないんですよね。(読み飛ばしていたりしたらすいません)

 

ですがこの謎の音の描写というのが冒頭と終盤で2回あるんですよ。気になりますよね?それで調べてみたらコレだ!というのを見つけました。あくまで私の個人的な考察ですがおそらく合っていると思います。

新約聖書』の第8章から11章にかけて登場する、終末を告げるラッパを吹く天使。

 

1.一人目のラッパは火と雹を降らせ、地上の1/3を滅ぼす。
2.二人目のラッパは海を干上がらせ、その1/3を減らす。
3.三人目のラッパはニガヨモギの流星を落とし、地上の川の1/3を毒で汚す。
4.四人目のラッパは暗闇を呼び寄せ、地上の昼の時間を1/3にしてしまう。
5.五人目のラッパは地獄の蓋を開け、アバドンと僕の蝗を呼び出す。
6.六人目のラッパはユーフラテス川の畔に繋がれている「四人の御使い」を開放し、 地上の人間の1/3を虐殺する。
7.七人目のラッパはキリスト教の神が世界を支配したことを告げ、キリスト教徒以外の異教徒を滅ぼすべく様々な天変地異を巻き起こす。

 

このラッパの天使については明確な使命者が分かっておらず、概ね大天使クラスの上級天使であるとされている。
ユーフラテス川の近辺にあった四つの強大な国家、アッシリアバビロニア、メディア、ペルシアの象徴ともされている。

タロットカードの大アルカナ『20.審判』のモチーフともなっている。

 


なお、某漫画では割と頻繁にネタにされていたりする。

 

ピクシブ百科事典のトランぺッターより引用

 

いや~こういう時に教養の無さというのが出てしまいますね。とはいえ日本人なので聖書の内容を知らないのは許してほしいところです。話を戻しますが、おそらく終焉のコドクの栗橋が聞いた謎の金管楽器らしき音の正体は終末を告げるラッパの音だったわけですね。

 

記憶が正しければ物語の序盤で一回、終盤で一回この音を栗橋は耳にしています。つまり最初にこの音が鳴った時点で人類の1/3は滅び、終盤の二回目がなった時点でさらに1/3が滅びた。ゾンビ化ウィルスが人類へもたらした結果を示唆している描写だったのだと思います。ただ、あくまでこれは個人的な考察なのであしからず。

怪作のすすめ

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 ンディアナガル殲記 著:馬頭鬼 様

作品ページ▶https://ncode.syosetu.com/n3949bq/

 思い通りにならない日常に鬱屈していた俺が召喚されたのは、塩に埋もれていく世界だった。
 右も左も分からないまま俺は「破壊と殺戮の神ンディアナガル」と呼ばれ、最前線へと放り出される。
 その戦場の最中、俺は自分が無敵の存在になっていると気付かされる。
 元の世界に戻るのに最低一週間は必要だと知った俺は、その一週間だけでもこの世界でハーレムを作ろうと、戦斧を手に戦う決意を固めるのだが……

名前のない怪物 著:黒木京也

作品ページ▶https://ncode.syosetu.com/n8809bk/

僕はその怪物に恐怖し、魅了され、そして捕らえられた――。
深夜。部屋に響く物音で目を覚ました僕は恐ろしい〝脚〟に遭遇する。以来、姿を見せずに部屋で存在だけを主張するそいつは、まるで包囲網でも敷くかのように日常を侵食し、遂に僕の目の前に姿を現した。その正体は、あまりにも美しい、『名前のない怪物』だった。必死な抵抗も虚しく、怪物の手に堕ちていく僕。逃げることも逆らうことも叶わず、訝しむ恋人や友人から隠れ潜むかのように、僕と怪物の奇妙な生活が幕を開けた。静かに、人としての感覚が死んでいく僕。崩れていく日常。その先に待つものを知った時、僕は大きな選択を迫られる。
恐怖と謎とエロスが融合した、サスペンスホラー。
絡み付く糸から、「僕」は逃げられるか?

 

こちらの動画では怪作と評して上記2つの小説家になろう作品を紹介しています。

 

怪作とは常識からは外れた、怪しく魅力のある作品のこといいます。紹介している2作品はどちらも怪作に相応しい物語になっていると思います。

 

ンディアナガル殲記はとある男子学生が異世界転移に巻き込まれてしまう物語です。おや?THE・小説家になろうそのものではないか?そう思ったそこのあなた。とんでもありません。それは間違いです。この作品の主人公は転移した先の異世界を救おうとしながらも、結果として滅ぼしてしまう。そしてそれを幾度も繰り返す。この物語に救いはありません。

 

どうして、そのような結果になってしまうのか。気になった方は実際に作品を読んでみてください。もう少し内容について知りたいという方は、上記の怪作紹介動画をご覧いただければと思います

 

そして名前のない怪物は○○ホラーな怪作として紹介しています。○○の部分は動画内でも伏せているわけですが、明かしてしまうと面白みが減ってしまうのでここでも伏せておきましょう。おそらく読めばわかると思います。

 

一方でホラーな雰囲気は物語の序盤から楽しむことのできる要素です。謎の怪物と猟奇的殺人に巻き込まれることになる大学生の主人公が真実を巡って行動を起こしていきます。読んでいてハラハラドキドキできる作品です。

 

あとエログロの描写が強いです。苦手な方はご注意ください。

名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人 (宝島社文庫)
 

おわりに

さて今回はブログ更新をサボっていた間にYouTubeにて紹介させていただいた作品についてふれていきました。どの作品も魅力のあるものばかりです。是非とも気になる作品がありましたら実際に読んでみてください。

 

加えて作品紹介動画が気に入りましたら、こちらのチャンネル登録をしていただけると私も嬉しいです。

 

それでは今回はこの辺で、また次回。